地下鉄

初めて乗ったのは転勤で東京勤務になって

日比谷線だったと思う、確か23歳になっていた。

もちろん住んでいる地域に地下を走るものなんてない

地下を走るのは別に怖くはなかった

何より驚いたのは駅から出た時だ

まったく方向はわからず交差点のどこを見ても

ビルで特徴が全くつかめない

お客さんの会社に着くのに、何回間違ったことか

懐かしく思い出す。

時々妙に行きたくなることがある。

都会の雑踏、地下鉄の轟音

日常は田舎で構わないし、特に不満もないんだけど