ひなびたまちで・・・ひそやかに
思いつくままに
その時々の思いを綴っていけたら
そんな思いで始めます。
定年後再雇用3年目のひとりものおやじです。
「あ」
秋
私の住んでいるところは県を代表する母なる川の中流にそそぐ支流とが交わる
田圃の広がる際にある河岸段丘20m程上にある集落、ありふれた「いなか」
この時期に思い出すのは、子供のころの「芋煮会」
小学校に入ると毎年秋に「芋煮会」はあった。
1年生から6年生の縦割りの班編成で、材料は各自で里芋何個、ネギ何本、包丁、おたま
なべ等々各自持ち寄り、食材は肉と糸コンは学校で準備するがほぼ自分の家でつくったものを持ってくる。
そして、リヤカーにむしろと薪を積んで河原に向かう。
自分達で河原の石を積みかまどを作り、自分たちで火おこしをする。
あの頃はマッチを使えない子供はいないし、包丁の使えない子供もいなかった。
家では食事支度の手伝いは当たり前でご飯は羽釜で炊いているのだから火おこしは
誰でもできた。
テレビゲームなど当然ないし、男の子の遊びはそこら中にある雑木林小刀は必需品
包丁の扱えない子なんていない。
材料を切って、味付けをして煮えるまでの時間は遊びの時間、川に入り「かじか」を
捕まえたり河原の石で「水切り」をしたり腹いっぱい食べて思い切り遊んで
青空にイワシ雲
おいしかったな
もう45年も前か!