能力
製造業のサラリーマンを45年やっている。
そのに間管理的な仕事を42年やり管理職を38年かな
定年後再雇用で現場作業者になった、サラリーマン生活で新入社員時以来の
作業を繰り返す毎日だ、頭の中は60%以上仕事以外のことを考えている。
決して適当に作業をしているわけではない、作業は部品加工のマシンオペレーター
と組み立てマシンオペレーターの兼務作業で2台稼働でやっている。
はっきり言って「楽」けどやりがいは感じない、現役世代がやってる中で再雇用は
傍流だからしょうがないことだということはよくわかってはいるが
なんか寂しい、ひりひりする責任感を感じない。
昔のことを思い出してみたり、旅のことを考えてみたり頭の中はそんなことを
考えている。今は自分のや事趣味の事が7割だ、作業はちゃんとやってるよ
作業者ってみんなこんななのかな?
管理職をやっている間は9割は、生産性、人のやりくり、納期、仕事のことを
考えていた。
家に帰っても仕事が頭から離れず、時には5時頃に会社に行ったり
地方の中小企業の製造業では残業を毎日やらないと収入が知れている。
その中で人より稼ぐには管理職になるしかない、それが自分のため家族の
生活を守ることだと考えていた。
能力がないから仕事と家庭の事、妻のことをすべてはできなかったんだろうな
妻のことも、子供のことも仕事の「次」になっていた。
家に帰れば飲んでテレビをみて寝るだけ
家族のために働いているはずなのに、仕事だけで家族をないがしろにしてしまった。
妻の大変さ、子供の思いをわかってやれなかった。
申し訳なかった、会社は決して俺に十分な給料は払ってくれなかったし。
60過ぎたら給料を下げてパートだし。
仕事、家庭どちらもやれない、やれる能力がないのが悪かったんだろうな
どんなふうに生きると両立できたんだろう